離婚に関するビジネスが誕生したようです。新たな門出を祝うソロ離婚式とは?「ソロリ」と言われる新たな離婚のスタイルについて見ていきましょう。
「ソロリ」ことソロ離婚式とは?
ソロ離婚式とは、「結婚相手の元旦那と顔は合わせたくないけれど、友達には離婚を報告したい」という女性の意見を取り入れた新しい全く離婚ビジネス。通常であれば離婚は届出をすればそれで終了。荷物をまとめてお互い別々の道を歩むだけになります。
淡々としてしまう離婚(当たり前ですが)に、しっかりとケジメをつけたり、これから始まる寂しい生活に”親しい人からの励ましが欲しい”という人が申し込まれるようです。
運営会社は「株式会社たきびファクトリー」で、企画監修は離婚式プランナーの寺井広樹さん。サービスが始まったのは2016年2月29日ですが、早くも公式ページには「ソロリ」と通称が書かれており、耳に残りそうで流行りそうなフレーズを考えたのでしょう。
ソロ離婚式とは具体的には何をするかというと、親しい友人を呼んで愚痴を吐きまくります。これは「黒活」といい、結婚生活の不満をこの日1日だけに限り全て出し尽くすというもの。
友人たちはご祝儀(ご終儀)として、3000円ほど包み、黒活当日は思い出の写真を破いたり、指輪をハンマーで叩き壊したりして全てを断ち切ります。
黒活に批判の声も
ネットでは現在かなりの波紋を呼んでいるようですが、特にネガティブな意見が目立ちました。
「呼ばれる人は複雑かも。気を使わなきゃいけない」
「仕事が減っているウエディング業界の新たな仕掛け?」
「離婚したい人たちのエゴの押し売り。迷惑」
「ソロリって何?SNSでやればいい」
傍から見ていると、実際にどんな空気になるのか興味深くはありますが、いざ自分が誘われてみたらどうするか・・といわれれば、やはり参加を躊躇してしまうと思います。
普通の生活で旦那の愚痴を吐かれるのは構いませんが、黒活として全て吐きまくるとしても、分かれたばっかりなので”タブー”もあるでしょうし、思わぬ地雷を踏んでその後の友人関係にヒビが入る可能性もゼロではありません。加えてご祝儀も包まなければいけないし、
式の終了には、どんな言葉をかければいいのか・・?「新しい旦那早く見つかるよ」とか言うしか無いのでしょうか?色々と気遣いが必要ですね。でも、本当に親しい人からの誘いだったら、やっぱり元気づけてあげたいと思うし、私は参加すると思います。
現代は何でもスマホで写真に残すことでイベントなどの出来事を「モノ」として残すことができる時代なので、比較的新しい方たちに受け入れられるのかもしれませんね。